宇都宮タワーは市内中心部の八幡山公園にある電波塔です。
宇都宮市民は遠方から宇都宮に帰ってきた時、宇都宮タワーが見えるとホットするものです。
宇都宮のシンボルの一つである宇都宮タワーをご紹介します。
建設費用は国鉄も出した
宇都宮タワーは昭和55年(1980年)10月3日に総事業費3億6千万円をかけて開局しました。
宇都宮タワーが出来るまで、宇都宮周囲はTVの電波は東京タワーから受信していました。
時代の発展により高層ビルが建設され、さらに東北新幹線の開通による高架の建設で受信状況が悪化しました。
そういった理由から建設費用の一部は当時の国鉄からも出されています。
開局当初は「宇都宮タワー 」という名前じゃなかった
この宇都宮タワーは、オープン当初は「八幡山緑地内テレビ中継塔」という名前でした。
市民から名前を公募し、展望台オープンの1980年11月14日に「宇都宮タワー」と名付けられました。
宇都宮タワー建設前は観覧車があった
八幡山の山頂にある宇都宮タワーですが、タワーが出来る前は同じ場所に観覧車がありました。
当時の八幡山はレジャー色が強かったのですね、
展望台があるテレビ塔は珍しい?
宇都宮タワーの形で特徴的なのは、中間に設けらた展望台です。
建設当時から宇都宮タワーは「ミニ東京タワー」と言われていました。
展望台がある電波塔は、全国的にもスカイツリー、東京タワー、さっぽろテレビ塔、名古屋テレビ塔と大都市中心部にある有名な所ばかりです。
宇都宮タワーのような展望台付きの電波塔は全国的に珍しく存在です。
電波塔でしたら展望台を設けずにアンテナだけの方がコストがかかりません。
わざわざ展望台を設けた理由ですが、当時の法律では公園内に電波塔を建ててはいけませんた。
そこで「展望台」として建設の申請をして、アンテナは展望台の付属物だということにしたのです。
おかげで建設から38年以上経った現在でも宇都宮のシンボルなっています。
宇都宮タワーのライトアップはいつ?
2001年より、宇都宮タワーのライトアップが開始されました。
以前は毎日行われていた宇都宮タワーのライトアップですが、2011年の東日本大震災よる節電を期に一時中断していました。
現在はお花見の時期やクリスマスなど、時期を限定してライトアップしています。
照明はLEDではなく色付きのフィルムでライトアップする方式です。
2018年クリスマスライトアップ は12月21日から24日の16時30分から0時までです
宇都宮タワーの高さは?
宇都宮タワーの高さは89m、展望台の高さは30mです。
30mというと10階建てマンションと同じくらいの高さです。
実際は八幡山の頂上(周囲より30m程たかい)にあるので60mくらいでしょうか。
なお、宇都宮での高層ビルは
- オヴェスト宇都宮ザ・タワー (JR宇都宮駅前のタワーマンション) 85m
- シティタワー宇都宮(二荒山神社前のタワーマンション)82.5m
- 栃木県庁 81.8m
です。
現在、宇都宮大手地区の再開発事業としてタワーマンション「宇都宮ピークス」が建築中です。
宇都宮ピークスの高さは、なんと108m。
宇都宮タワーを抜き高さ市内ダントツ一位になります。
宇都宮タワー展望台、市内小中高校生は料金タダ!
宇都宮タワー展望台料金は
- 高校生以上 190円
- 小中学生 50円
です。
嬉しいことに幼児、宇都宮市内に住む小中高生と、市内の小中高校へ通う方は無料です。
また、障がい者手帳をお持ちの方と介護者一名無料です。
4/1市民の日、5/5子ども日、6/15県民の日、11/23勤労感謝の日は大人でも無料です。
宇都宮タワーから東京スカイツリーも見える?
宇都宮タワーは「日本一の地平線が一望できる」とPRされています。
天気の良い日は富士山や東京スカイツリーまで見ることができます。
▽宇都宮タワーのアクセスや駐車場などの情報はこちら
久しぶりに宇都宮タワーに行ってみてはいかがでしょうか。
宇都宮タワー
宇都宮市塙田5−1−1 八幡山公園内